薬学管理料⑥(在宅)はどうなる!? 【2020年度調剤報酬改定 】

2020/01/19  #024
1/15中医協総会にて承認された「令和2年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」と、中医協総会にてこれまで提示された資料を統合したもの。併せてみることで、どのような改定になるか?を考えてみるのも一興かと。短冊は1月最終週(1/31)と予想している。

個人的見解
在宅患者に対する訪問薬剤管理指導が拡充されるようだ。例えば、定期訪問後に発生した臨時処方等の場合、その間隔が5日未満だとすると現行制度下では算定要件を満たすことができない。緊急かつイレギュラーであるため相当の負担があるにも関わらず、致し方なく他の点数で対応していると思われる。特に風邪やインフルエンザが増加する冬場は、そういったケースが多いだろうと推測される。外来が多忙を極めるシーズンであっても、同じく緊急対応している医師からの要請に応えるのは医療職として当然である。厚生労働省には現場の実状を考慮した制度改正を期待したい。特に、在宅医療の必要性は今後更に増加することが予測されており、受け皿を厚くするためには、適正な評価と報酬が必要である。


薬学管理料(令和2年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)より
〇在宅患者への薬剤管理指導の推進の観点から、緊急時の訪問薬剤管理指導について、医師の求めにより、計画的な訪問薬剤管理指導の対象とはなっていない疾患等に対応するために緊急に患家に訪問し、必要な薬学的管理及び指導を行った場合について新たな評価を行う。


調剤料に係る議論の資料(中医協総会)
〇在宅










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