2020年度調剤報酬改定(在宅)










在宅の実状については全く明るくないが、居宅での療養が可能と言っても入院から出てきた患者であるため、相当数の想定外事例が発生していると考えている。ここ最近は、改定ごとに在宅関連の項目がマイナーチェンジされており、在宅医療の制度設計に頭を悩ませている厚生官僚の姿が浮かぶ。次回改定では、点数算定の要件と実状とがそぐわない部分に手当が入るようだ。これまで算定できていなかったケースでも点数が取れることになるが、そういった特殊ケースに対応している(できている)薬局、薬剤師というのは恐らくごく一部だろうと考えている。しかし、この改定でもまだ、在宅で頑張っている薬局、薬剤師が十分に報われる制度設計にはほど遠い内容だろう。2022年度の改定に期待したい。
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