ICT、キャッシュレス、レジ袋有料化、Are you ready?

2019/11/13


これまで特別枠として扱われ、時代の流れとは別次元で存在していた医療業界が、いよいよ大きな変化の渦に飲み込まれようとしている。ここ最近、そんな場面を頻繁に見るようになってきた。

特に目まぐるしいのは、ICTにおける技術革新による影響だ。多職種間のコミュニケーションツールとしてのSNS、遠隔診療を可能にするテレビ電話など、まだまだ十分に活用されているとは言い難いが、それも時間の問題だ。人手不足という喫緊の課題解決のためには、至急の対策が必要であり、ICTは不可欠のソリューションになる。自施設にデジタルトランスフォーメーションの発想で対応できるスタッフがいるかどうかが大きな鍵となるだろう。

また、医療とは全く関係ないところで押し寄せてきているのがキャッシュレスの波だ。

公的サービスであるが故に、勝手な判断でキャッシュレス化を推し進められないところが悩ましいのだが、公的医療サービスにもスマホ(バーコード)決済導入の時は必ずやってくる。どのような仕組みで、どんな決済業者があるのか、それぐらいは把握しておく必要があるだろう。

そしてもう一つの悩みの種が環境問題対策だ。

今回の「レジ袋」有料化は、小売業者を対象としたものであるため、医療機関は対象外になるにせよ、対岸の火事というわけにはいかないと考えている。例えば、有料化によって、薬局でマイお薬バッグ、代替素材を使用したレジ袋の使用が増加すれば、生産量の減ったビニールのレジ袋の単価は少なからず上昇する。無料で配布するレジ袋の費用が増えれば、ただただコストが増えるだけになる。「レジ袋」有料化は他人事では済まされないイベントになりそうだ。




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