フォーミュラリー加算取得の準備を開始せよ!

2019/11/07

本日の読売新聞朝刊にて、「後発薬推奨へ報酬改定…「優先リスト」加算要件」というタイトルが一面を飾った。

どの団体、どの事例が作用したかは不明であるが、前回改定にて見送られた「フォーミュラリー加算」の新設が現実味を帯びてきた。

ところで、中医協総会での議論を前に、こういった内容の記事が出ることに対して、特に診療側委員は嫌悪感を示す。オンライン診療のときがそうだった。記事先行の経緯を事務局サイドに問いただし、今後同様の事案が発生しないようにと釘を刺すという出来事があった。しかし、その後も一般紙によるリーク報道は続く。背景にあるカラクリは知る由もないが、ある意味ではこれも中医協劇場の一部なのかもしれない。

さて、加算新設が現実味を帯びてきたことで、その具体的な施設基準・算定要件等が気になってくる。これについては、今後の中医協総会での議論を注視することになるが、ある程度の予見をしながら4月に向けた準備を進めなければならない。

単純な医薬品採用リストでも良いのか、それとも使用優先順位を定め、医師側のコンセンサスを取った上で実際の運用まで求めるのかによって、算定難易度は大きく異なる。

いずれにしても、備えあれば憂いなしだ。

これまでの議論を踏まえた予見が必要になる。病院薬剤師は忙しくなる。

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