<勝手に解説、R2改定> 190911横断的事項について(その1)


R2改定へ向けて中医協資料等を勝手に解説します。
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〇ポリファーマシー
最大のテーマはポリファーマシーになるようだ。高齢になるほど薬剤数、薬剤点数が増加することを示すグラフは度々目にしているのだが、次期診療報酬改定の参考資料として、院外処方と院内処方が比較されている点はいささか気になる。そもそも両者を同じテーブルの上で比較することには無理がある。院外処方の場合、薬剤選択の幅は院内処方と比較してかなり広くなる。例えば、院内ではジェネリックしか使用できないような病院においても、院外処方となれば話は別だ。このような要素を一つ一つ考慮しないと、大変に不公平な議論が起きてしまう。ポリファーマシー解消については、平成30年度改定にて調剤報酬にも関連点数が新設された。算定の難易度が相当に高く、単純比較はできないものの医科の類似点数を比較すると算定回数が極端に少なく見えてしまう。今後の議論で調剤報酬にとって不利にならないことを願うばかりだ。(2019/09/23)

〇ジェネリック・一般名処方
ジェネリック関連の診療報酬については、枠組みが大きく変わることはないだろう。ポイントは2020年9月末で80%の達成に向けて、どのように詳細(施設基準とそれに応じた点数配分)を詰めるかになる。点数配分はさておき、ジェネリック比率は従来の5%毎の設定ではなく、79、82、85%のように小刻みになる可能性が高い。もう一つの関連点数である一般名処方はジェネリック比率アップに大きく作用していると考察されている。こちらも見直しがあるとすれば、その点数配分になる。その際、加算2は2点(-2)、加算1は10点(+4)のように後者への傾斜配分が顕著になると考えている。(2019/09/24)

次期診療報酬改定へ向けた中医協総会の議論で特徴的なのは、今後の医療に必要となるだろう本質的課題に近い議論が行われていることだ。本質的でない、例えば調剤報酬の集中率や受付回数に係る議論は表に出ていない。集中率と受付回数の問題は、単純な数値基準の操作だけであるため、本来は中医協総会の場での議論は不要であり、審議前整理やロビー活動で決着が付いているものと邪推している。ここで一句、「いつまでもあると思うな集中率と受付枚数」。これからの薬局像の基本である「患者のための薬局ビジョン」には、集中率と受付回数の記載は微塵もない。議論少ないままにドラスティックな改革が進む可能性がある。と、コメントしようという矢先、本日9月25日の中医協総会にて「調剤報酬(その1)について」が議論される。(2019/09/25)

〇残薬、重複投薬























































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