薬局が減り続けるドイツ

2019/09/30





こちらは、”GERMAN PHARMACIES FIGURES. DATA. FACTS 2018”に掲載されている図表だ。2009年以降、急激に薬局数が減少している。このグラフは薬局の総数を示すものであり、個人店の推移だけを示すものではない。

The number of community pharmacies in Germany has been in decline since 2009 (highest level 2008: 21,602).At the end of 2017, it reached 19,748, its lowest  point since the late 1980s. The causes of this include healthcarerelated political conditions as well as competition among individual pharmacies. Comprehensive pharmaceuticalcare for the population remains, however, unthreatened.

当報告書によると薬局数が急激に減少している理由は、ヘルスケア関連政策の変化と、薬局同士の競争に起因しているとのこと。そして極めつけは、この薬局数の減少によって、国民に対する包括的な薬学的ケアは危ぶまれていないということだ。

ドイツと日本の医療政策は似ているところもあれば異なるところもあるが、ドイツで何が起きているのか、生き残った薬局はどのようなところか、そんなことを考えなければならないと迫られる報告書である。

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