骨太方針2019を読む（社会保障）⑭ 完結

2019/08/15

（給付と負担の見直しに向けて）
社会保障の給付と負担の在り方の検討に当たっては、社会保障分野における上記の「基
本的な考え方」を踏まえつつ、骨太方針2018及び改革工程表の内容に沿って、総合的な
検討を進め、骨太方針2020において、給付と負担の在り方を含め社会保障の総合的かつ
重点的に取り組むべき政策を取りまとめる。


コメント：
骨太方針2019は「社会保障の給付と負担の在り方の検討」は2020へと続く、というメッセージが込められた文章で締めくくられた。多くの医療機関・薬局の収入は、その大部分が保険償還で成り立っているため、他の産業よりも政策改革による影響が大きい。特に今後は、人口減少に伴い労働力と顧客となる患者数が減っていく。大局を読みながら、日々のオペレーションを微調整することの重要性は増していく。

「経済・財政再生計画改革工程表等における医療保険関係の主な検討項目（2018年10月10日、厚生労働省保険局）」