政策誘導による「かかりつけ」は定着するのか②

2019/07/02

英国NHSのGP Practiceを手本とするかかりつけ制度が実現されるとしたら、患者は当然かかりつけ医を選択することとなる。そのためには、選択基準となる情報が必須となる。

日本では厚生労働省が提供する「医療機能情報提供制度(医療情報ネット)」がひとつの参考情報となる。しかし、掲載される情報が専門的で一般向けとは言い難い。

ちなみに、英国NHSのホームページでは下記の情報が提供されている。

✔NHS users rating 登録患者による格付け★★★★★
✔Registerd patients 登録している患者数
✔Electronic prescription service 電子処方箋発行の可否
✔Weekday evening and weekend appointments offered here or nearby 夕方・週末の診療予約の可否
✔Online appointment booking オンラインによる診療予約の可否
✔Order or view repeat prescription online リピート処方箋のオンライン発行の可否


日本にはない格付けや登録患者数という類の情報まである。

こういった情報が提供される一方で、患者サイドには判断力とその基礎となる知識が必要となるだろう。

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NHSが提供するGP検索サイト

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