カナダ薬剤師のお話を聞いて

2019/07/10

昨日も書いた通り、先週末は知人のおかげで大変おもしろいセミナーに参加することができた。

ドーピングガーディアン×カナダ薬剤師コラボ企画
カナダ薬剤師セミナー&英語でドーピングガーディアンin東京 (7月6日開催)

当日は英語でドーピングガーディアンともう一つ、カナダで薬剤師をされている@shinshinskyskyさんのプレゼンテーションを聞くことができた。

@shinshinskyskyさんのお話からは、日本とカナダの薬剤師の思考回路の違いを学んだ。もちろん、制度や権限が全く異なるという大前提はあるのだが、「対人業務」を意識すれならばカナダ薬剤師が取るアプローチは至極当然と思われた。

睡眠導入剤の処方を受けた時の思考回路
日本:薬剤〇〇の適応は「不眠」→患者に聞いたら「不眠」がある→〇〇は不眠に効く→OK
カナダ:まずは非薬物療法は試したのか?と考える→抗ヒスタミン薬を推奨する→薬剤〇〇は最終手段

ちなみに、カナダの薬剤師には、エマージェンシーサプライとアダプテーションという権限が与えられている。エマージェンシーサプライはドゥー処方を一時的に処方箋名地で出すことができるもの。アダプテーションとは、処方箋内容をいじること、書き換えることで患者に最適な形にする権限のことで、変更、更新、代替の3パターンがあると学んだ。

今週末はあいにくの天候となったが、いろいろと勉強することができ充実した時間を過ごすことができた。改めて、貴重な機会を紹介いただいた知人に感謝申し上げる。

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