私なりのSIM、料金プラン選び2019(9/9更新)

『初めに』
携帯料金プランへの政府介入と楽天モバイルの市場参入により、キャリア切替の機運が高まっている。大手キャリアの解約金、料金プランが安くなれば、確かに流動性は増すと思われるが、消費者はどこまでついていけるだろうか。各キャリアから提示される玉虫色の料金プランを見た消費者は混乱するに違いない。「どれが1番お得なの?」「自分に合ったプランが分からない」行き着くところは今と大きく変わらないのだ。今回は前置きのみで終了。次回より本題に入っていく。(2019/06/19)


『携帯料金体系』
仕事柄なのか、私は料金体系の全体像を掴もうと試みる際、それを大分類に区分する癖がある。携帯料金を大きく仕分けすると下記のように3分類となる。

〇通話料金
  ・050IP電話・SNS利用通話以外の番号発信による通話
  ・SMS費用

〇データ通信料金
  ・インターネット
  ・電子メール
  ・Youtube等の動画視聴
  ・Twitter・Facebook等のSNS通信等

〇その他オプション料金
  ・留守番電話サービス
  ・保守・保険サービス
  ・課金サービス等

携帯料金プラン変更を検討するに当たっては、上記の区分ごとに自分自身のスマホ利用シーンや頻度を検証する必要がある。つづく。(2019/06/20)


『通話料金』
まずは、通話料金から解説していく。ここで言う通話料金は、固定電話や携帯電話への番号発信(050IP電話を除く)で発生する費用を指している。そして、通話料金は下記の場合に発生する。

A:一般的に通話料金が発生する通話方法
携帯電話→固定電話
携帯電話→携帯電話(090、080で始まる番号発信の場合)

B:一般的に通話料金が発生しない通話方法
IP電話同士の通話
LINE電話、Hangout通話、カカオトーク等のSNSアプリを利用した通話

通話料金を抑えるためには、業者や公的機関等へのダイヤル以外の通話を、B方式にへシフトする等の工夫が必要だ。または、無料通話を含む料金プランで契約するのも選択肢となる。(2019/06/21)


『データ通信料』
次にデータ通信料金だ。スマートフォンの利用において、費用が発生する外部通信は、通話とデータ通信とに分けられる。データ通信とは、googleやyahooでの検索、ホームページ閲覧、動画視聴、アプリのダウンロード、アプリ利用によって発生する。スマートフォンの中にないデータを外(クラウド)から持ってくる時に発生するパケット通信のことである。

データ通信発生シーン
・googleやyahooでの検索
・ホームページ閲覧
・動画視聴(Youtube、アマゾンビデオ、)
・アプリのダウンロード
・アプリ利用(LINE、Facebook、Twitter、Yahoo乗換案内、googleマップ、ゲーム等様々なアプリ)

この費用を抑えるには、データ通信を行わないことに尽きる。しかしそれでは、スマートフォンが持つ一番の特徴を台無しにしてしまうため、自分自身のデータ通信に合った携帯料金プランを選ぶことが重要になる。こちらについて詳しくはまた後日。(2019/06/22)


『オプション料金』
大分類の3つ目は、その他オプション料金だ。個人的には別途オプションを全く含まない契約にしている。そのため、最近のオプション料金事情に疎くなってしまったが、故障・紛失時の保険、留守番電話サービス等は今でも現役だろう。そのような料金がオプション料金となる。必要と感じるなら契約すればいいし、そうでなければそれまでという程度のものだ。個人的には、必須と感じるオプションはない。オプションと、契約しなかった場合の代替方法についてはまた後日解説しようと思う。(2019/06/23)

『我が家の通信費』
先に書いた通り、携帯料金の2本柱は通話料とデータ通信料だ。そのうち、通話料については、SNSアプリを利用した通話が可能となったおかげで、スマートフォン同士のやり取りには費用が発生しくなった。学校、役所、病院等への電話ですらIP電話を利用することで、大幅に費用を抑えることができる。スマートフォンを所持しているにも関わらず、今なお通常の番号発信で電話を掛けているという方は、今すぐその行動様式を変えることをお勧めする。したがって、携帯料金の主役はデータ通信料であり、通常はその多寡によってプランが設定されている。あなたは毎月いくらのデータ通信量のプランを契約しているだろうか?私の場合は3GB/月だ。動画はあまり見ないが、Amazon Musicやpodcastなどは相当聞いていると思う。参考までに、私の妻の場合は1GB/月のプランで契約している。以前は私と同じ3GB/月であったが、あまりにもパケットを消費しないため1GB/月のプランに切替させた。夫婦二人で月の携帯料金は4000円を超えない。もちろん、自宅では家族全体でyoutubeやamazon Prime Videoを利用するため光回線を契約しているが、それでも毎月の通信費は1万円程となっている。(2019/07/18)

カウントフリー
パケット通信料(通信費)を節約するために必須となるのが『カウントフリー』だ。『カウントフリー』とは、キャリアが指定する特定のSNSアプリ、ゲームアプリ、音楽アプリによる通信を『カウントフリー(カウントしない)』、つまり「いくら使っても料金は増えませんよ」というものだ。LINE、Facebook、Instagramのヘビーユーズされる方は、これらのアプリをカウントフリーの対象としているSIMカードを利用していれば、最も1G、2Gなどの最も安い契約でも全く問題なし。対象となるサービスを利用している限りは、パケット切れとなって追加料金を支払う必要は皆無だ。この『カウントフリー』の対象アプリを参考に、自分自身にあった格安SIMを選ぶのが賢い節約方法だ。(2019/09/09)

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