骨太方針2019を読む(社会保障)④

2019/06/26

(ⅱ)生活習慣病・慢性腎臓病・認知症・介護予防への重点的取組
糖尿病などの生活習慣病や慢性腎臓病の予防・重症化予防を推進する。

「予防」・「重症化予防」が向う数年の最重点テーマになりそうだ。特に慢性腎臓病では、維持透析に多大な費用を要する上、患者自身のQOLが悪い。根気の要る取組みになるとは思うが、医療者、患者の双方が協力しなければならない。


特定健診・特定保健指導について、地域の医師会等と連携するモデルを全国展開しつつ、実施率向上を目指し、2023年度までに特定健診70%、特定保健指導45%の達成を実現する。保険者努力支援制度において加減算双方向での評価指標の導入などメリハリを強化するとともにその抜本的強化を図る。がん検診受診率の向上のため、職域におけるがん検診実施状況の把握方法を確立するとともに、がん検診と特定健診の一体的実施等に取り組む。受診率や有効性の向上のためのリスクに応じたがん検診の在り方について検討する。特に働き盛りの40~50歳代の特定健診・がん検診受診率の向上に向けて、40歳代に脳血管疾患や乳がんの罹患率が急上昇すること等についての特定健診対象者への注意喚起と受診促進(例えば、がん検診と特定健診の一体的実施等によるアクセシビリティの向上、40歳時をターゲットとした効果的な受診勧奨などナッジの活用、40歳時の健診・検診の無料・低額化等)、新たな技術を活用した血液検査など負荷の低い健診に向けた健診内容の見直し・簡素化等について総合的に取り組む。

日本人は予防への意識が著しく低い。そのため、疾患の早期発見に必要な健診・検診についても軽んじる傾向にある。私もその一人だ。予防、早期発見への取組みは恐怖心によってのみ惹起されるのではないだろうか。糖尿病になったら〇〇〇、癌になったら〇〇〇、の〇〇〇を穴埋めできる人はどれだけいるだろうか。かなり少ないに違いない。


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