タスクシフティングとPBPM
2019/05/30
昨日のブログに対して頂いたコメントを元に発想を広げてみる。
タスクシフティングとは今に始まったことではない。
看護師による注射手技をはじめとして、様々な医療行為が医師以外の医療職へと認められてきた歴史がある。
医薬分業もその一つだ。
しかしながら、医薬分業においては初めの制度設計が悪かったのか定かではないが、他のタスクシフティングと比べてやや様相が異なっている。
ここであえて批判を恐れずに言うならば、日本の医薬分業はやや隷属的な タスクシフティングの制度設計となっていると考えている。
タスクシフティングには権限委譲が伴うのが普通だ。
この現状を打破するには政府による制度の再設計を待っていてはいけない。
薬剤師自らが権限を証明する努力をしなければいけない。
その際、キーワードの一つとなるのがPBPMであると考えている。