令和元年、キャッシュレス決済が巻き起こす嵐(天下分け目のポイント選び)

2019/05/09

昨日のPNB(じほう社)にて、非常に興味深いタイトルを見つけた。

『医療機関のキャッシュレス推進で吉田医政局長
クレカや電子マネー支払いのポイント付与「やむを得ない」』

医療保険制度に対するポイント付与は“原則禁止”とされている。決済によって得られるポインはこの“原則禁止”のルールに当てはめられないということのようだ。大きな波紋を呼びそうなコメントだ。。

つまり、政府がキャッシュレス化を推進する中では、様々な支払シーンで柔軟な決済手段による対応が不可欠となるわけで、一部の支払いのみ(医療保険制度の支払シーン)を「禁止」することは難しいというのが、コメントの背景にあるようだ。

1.決済手段に関連するポイント(ポイント取得可能な決済手段)
  ・クレジットカード
  ・電子マネー
  ・QRコード

2.決済手段に関連しないポイント
  ・Tポイント
  ・ポンタポイント
  ・楽天ポイント(ポイントカード提示による獲得)
  ・小売企業の独自ポイント

上記のグルーピングを参考にすると、2は原則禁止だが、1はしょうがないよ、ということになる。そして、2のポイント付与には1%を超えないという原則があるが、1にはない。更に突き詰めるなら、1で決裁した窓口負担に対して2のポイントを付与することはやむを得ないとなるのだ。

窓口負担の支払手段としてQRコードの採用を見送っているところがあるようだが、まさに嵐が巻き起こる可能性をひしひしと感じている。

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