人手不足がもたらす病院の末路 続報４

2019/05/07

前回の報告から3ヶ月弱が経過した。

相変わらず休止している病棟は復活せずとのことだが、看護師の離職は止まり小康状態に入ったようだ。中には、一旦退職した看護職員が他の医療機関を経た後、復職するケースも出てきており、全くの不人気病院ではないということが分かった。

他施設を経験して復職した看護師は、その職場で色々と苦労したようだ。

隣の芝生は良く見えるものだが、いったん隣に移ると元の芝生が青く見え始める。

一般企業では、退職者の復職希望を受け入れることはほとんどない。これは、人材不足の医療職であっても同様だ。

今後、医療提供施設はダウンサイジングとともに機能強化が必須となる。国家資格を持っているだけでは通用しない時代が来る。どのようなキャリアを積んできたか、どんな専門資格を保有しているか、そして優れたコミュニケーションスキルが必須となるだろう。