厚労省、中医協だけではダメですよ

2019/05/21

本日付の日経新聞朝刊にて、「健康意識向上で社会保障費削減 経産省が新組織」というタイトルの記事を見つけた。

医療業界に携わる人間にとって、最もなじみのある省庁は厚生労働省だ。

しかし、あらゆる産業と技術分野の垣根が低くなるにつれ、厚生労働省、総務省、財務省、経済産業省という、複数の省庁が連携すべきシーンが増加する。

経済産業省と厚生労働省を行き来する官僚に江崎禎英氏がいる。厚生行政とは異なる視点による重症化予防などが有名だ。

厚生労働省による審議会の資料にすら目を通す余裕がない現状で、財務省、総務省、経済産業省と関連省庁が拡大すれば、もはや医療産業の全体像を俯瞰するのは不可能に近い。

コンサルタントも大変になりそうだ。


<参考>
第6回 産業構造審議会 2050経済社会構造部会
開催日:2019年5月20日

開催資料
議事次第・配布資料一覧
資料1 2050経済社会構造部会委員名簿
資料2 人生100年時代に対応した「明るい社会保障改革」の方向性 とりまとめ案
資料3 人生100年時代に対応した「明るい社会保障改革」の方向性に関する基礎資料
資料4 第4次産業革命に向けた産業構造の課題と方向性 中間整理案
資料5 第4次産業革命に向けた産業構造の課題と方向性に関する基礎資料
資料6 轟委員提出資料
資料7 中畑委員提出資料

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