医薬業界で仕事をして思うこと 〜薬剤師編〜
2019/05/14
医薬業界で仕事を始めてから15年以上が経つ。
学生時分はすこぶる健康で、医者にかかったことがほとんどなかく、医薬分業、処方箋はおろか、保険調剤とOTCの区別すらついてなかった。
そんな私が医療業界で就職することになったのには特別な理由などない。成り行きだ。
真剣に就職活動をしなかったことに対しては猛省するばかりだが、サラリーマン人生自体はそれなりに充実したものを過ごせている。
ところで、仕事で初めて薬局に訪問して以来、感じていることがある。
「薬剤師ってすごい。」
数多ある医薬品から患者ごとに選ばれた薬剤が記載された処方箋を受け取り、調剤を経て投薬に至るまで、重複投与、相互作用や、患者の状態を把握して指導をこなす。
すごいとしか言いようがない。
一度、「いったいどんなこと考えながら調剤してるんですか?」と聞きたくなるほどに。
明日は令和一発目の中医協総会だ。薬剤師委員が交代になる。
医療業界の片隅より、ひそかにエールを送る。