『海外医療ニュース』 最強インフルエンザワクチン 治験開始(PhaseⅠ)

2019/04/07


アメリカにて、最強インフルエンザがPhaseⅠの治験に突入した。

最強というのはやや大げさかもしれないが、どのウイルス型にするかを毎シーズン検討して製造開始するようりは遥かにリーズナブルな運用ができるだろう。正確には、英語で”universal influenza vaccine”となっている。幅広い多くの型に対応できるインフルエンザワクチンということだ。以下、ユニバーサルワクチンという記載に直す。

”H1ssF_3928”と呼ばれるユニバーサルワクチンは、ウイルスの型ごとに比較的差異の少ない部分の免疫機構に着目し、複数のウイルス型に対して防御免疫反応を示すようだ。そして、このワクチンは全年齢に対して長期間の防御効果がある。このことより、私は敢えて”最強ワクチン”と表現することにしたのだ。

日本で実用化する日が待ち遠しい。

参考1
NIH begins first-in-human trial of a universal influenza vaccine candidate
Wednesday, April 3, 2019

参考2
Universal Influenza Vaccine Research

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