医業収益、地域包括ケアシステムのキーパーソン

2019/04/28

先日、病院でソーシャルワーカー(以下、MSW)をしている方と話す機会があった。

製薬企業に勤めていると、ほぼ接することのない職種であるため、聞くことすべてが新鮮だった。

MSWは、病院にとって重要な役割を担う一方で、最も人数の少ない職種ではないだろうか。

MSWの重要な役割の一つが患者の入退院に係る全般的業務である。MSWの仕事一つで病床稼働率は上下して、医業収益を左右することになる。病棟から外来を頻繁に行き来するだけでなく、院長、事務長への報告も怠ることが許されない。ここまで来ると病院経営の根幹を担うと言っても過言ではない。

とある病院では、MSWに病床稼働率100%以上が課されているらしい。もっと評価されてもいい職種ではないだろうか。

いろいろと話を聞いているうちに、そんな想いが強くなってきた。地域包括ケアシステムのキーパーソンはMSWとも考えられる。つまり、病院の外で働く専門職は、いかに院内のMSWを関わるか、貢献するかを考えることが重要ということだ。

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