調剤報酬 当たり前の行為には点数がつかないのか?

2019/04/19

改正薬機法では、投薬後のフォローが法制化される予定だ。

これを受けて、投薬後フォローに係る調剤報酬点数が、次の改定でなくなるのではないか?という憶測が飛ぶ。

薬剤師として当然すべき行為には点数がつかないというのが根拠だろう。

もしこの発想が正しければ、加算以外の点数は全てなくなるのではないだろうか。

調剤技術料、薬学管理料の基本点数はすべてあたり前田のクラッカーだ。

逆に、当たり前なのに算定できない点数は消えていく。

もしくは、特定の点数に重複、包含されるような点数は消えていく。

そういう意味では次回改定において、服薬情報等提供料は薬剤服用歴管理指導料に組み込まれる可能性はある。

一方で、全患者に対して投薬後フォローは必要ではないため、やはり単独の点数として残るか、薬剤服用歴管理指導料の加算として残る可能性がある。

確実なのは、調剤技術料が下がること。

大事なのは、減点分の財源を薬学管理料に振り替えること。そうしなければ、調剤報酬はただただ減っていくだけになる。


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