AG戦略を考える②(AG発売手法の整理)
2019/04/15
先日、ブログのテーマとして取り上げたシオノギファーマのように、グループ会社を通して自社先発品のAGを販売する例が増えてきた。増加というよりも、むしろ一般的になったと言うほうがしっくりくるほどだ。
AGの強みは、物質特許満了と再審査期間終了後に、用途特許が残存していたとしても発売に踏み切ることで、一般GEよりも先行して市場で流通できるという点にある。競合するGEがなければ、一社独占で市場を占拠することで高いシェアを獲得することができる。
既存のAG販売事例を見ると、いくつかの手法に整理することができると分かった。
一つは、自社の子会社を通してAGを販売するスキームだ。これには既存の子会社を活用するパターンと、時代の流れに乗り新たにAG販売会社を設立するパターンとがある。
2つ目は、先発品メーカーとGEメーカーが合弁会社等を設立するケース。
最後に、先発品メーカーからAG販売権を購入することで発売に踏み切るスキームがある。これは比較的新しいパターンになる。2つ目のスキームはもしかしたら最後のパターンの走りなのかもしれないが、契約がどうなっているか部外者には知る由もない。
それでは、その③では上記の手法ごとにメーカーを分類することで、どのような戦略があるのか考察してみようと思う。
③へつづく
先日、ブログのテーマとして取り上げたシオノギファーマのように、グループ会社を通して自社先発品のAGを販売する例が増えてきた。増加というよりも、むしろ一般的になったと言うほうがしっくりくるほどだ。
AGの強みは、物質特許満了と再審査期間終了後に、用途特許が残存していたとしても発売に踏み切ることで、一般GEよりも先行して市場で流通できるという点にある。競合するGEがなければ、一社独占で市場を占拠することで高いシェアを獲得することができる。
既存のAG販売事例を見ると、いくつかの手法に整理することができると分かった。
一つは、自社の子会社を通してAGを販売するスキームだ。これには既存の子会社を活用するパターンと、時代の流れに乗り新たにAG販売会社を設立するパターンとがある。
2つ目は、先発品メーカーとGEメーカーが合弁会社等を設立するケース。
最後に、先発品メーカーからAG販売権を購入することで発売に踏み切るスキームがある。これは比較的新しいパターンになる。2つ目のスキームはもしかしたら最後のパターンの走りなのかもしれないが、契約がどうなっているか部外者には知る由もない。
それでは、その③では上記の手法ごとにメーカーを分類することで、どのような戦略があるのか考察してみようと思う。
③へつづく