消費者(患者)意識と医療サービス その③

2019/03/02

2)「店舗を訪れた際、あなたが欲しい商品の在庫がなかったら、どうしてほしいですか?」

この設問も、医療サービスに大きく関係がありそうだ。

特に、在庫の有無が重要な薬局にとって、消費者(患者)の反応は気になるところではないか。

最多回答  :家に帰ってからオンラインで注文する
特異的な回答:その商品を買うことを諦める(他国と比較して多い)

それぞれ相反する回答ではあるが、両者に共通するのは"在庫のない店には執着しない”という考えだ。販売店よりも"商品”に対する執着が強く、待ってでも確実に手に入れたいという意識の現れが、「家に帰ってからオンライン」だ。

つまり、商品さえ手に入るなら、直接でも郵送でも構わないと考える人口が最も多く、オンライン服薬指導からの郵送に対する抵抗感が少ないと推測できる。

一方で、商品の購入自体を諦める人もいる。商品の購入自体を諦めるということは、初めからその商品に対する欲求が小さかったのかもしれない。もしくは、衝動的に欲求が高まったものの、すぐに手に入らないと分かると急に冷めてしまう思考回路の持ち主かもしれない。いずれにしても、他の要素と掛け合わせないことには、深層心理は理解できそうにない。


未考察の設問
1)「買い物をする際、店員よりもあなたの方が商品知識があると思ったことはありますか?」
2)「店舗を訪れた際、あなたが欲しい商品の在庫がなかったら、どうしてほしいですか?」
3)「同じ販売店が運営する店舗やオンラインショップにおいて、一貫した同じ体験ができていると感じますか? (つまり、店舗やウェブサイトが同じ会社の一部という印象を受けますか?)」
4)「オンラインやコールセンターで購入する際の配送費に抵抗感はないですか?」
5)「オンライン/カタログ/モバイルアプリ/コールセンターなどを通じたショッピングにおいて、以下のどの配送サービスが最も重要だと思いますか?」
6)「販売店に対してあなたが最も好感を抱く要素は何ですか?」
7)「店舗での支払い方法について、あなたは次のどれが好ましいと思いますか?
8)「店舗におけるテクノロジーの役割とは何だと思いますか?」

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