敷地内薬局戦国時代
2019/01/24
敷地内薬局の獲得合戦が戦国時代に突入した。
私の知る限りでは、ドラッグストアによる敷地内薬局の事例は、和泉市立総合医療センターの敷地内にあるココカラファインのみであった。
しかし、今年に入り入札結果が公になった病院のうち、大阪国際がんセンター(大阪)では日本調剤とココカラファインが確定、安佐市民病院(広島)ではココカラファインとツルハが優先交渉権を獲得したようだ。
ドラッグストアが本気なると調剤専業の大手でも歯が立たないということだろうか。
資金力ではドラッグストアの規模は圧倒的だ。
それに加えて、一般消費者を相手に生活雑貨、健康食品、衛生材料からOTCまで取り扱ってきた経験値があり、アメニティという点でも優勢だ。わざわざコンビニを誘致する必要もなくなる。
もちろん、病院との契約で取り扱う商品、サービスには規制が入る可能性はある。どこま
でドラッグストアの利便性を発揮できるか、開局が待ち遠しい。