国民はわかりやすい説明を本当に求めているのか(医療費)?

2019/01/31

昨日開催された中医協の公聴会を膨張してきた。

中医協公聴会とは診療報酬改定を前に、一般の意見を広く聞く場として、パブリックコメントとは別に開催されるものだ。

一般からの意見陳述として、10名の代表者が選出されていた。
内訳は、医師2名、薬剤師1名、患者1名、病院事務1名、商業団体1名、保険者等4名。

ほぼ全員に共通していた要望は、非課税サービスである保険医療が消費増税によって増額となる点を国が国民にわかりやすく説明することであった。同様に、よりわかりやすい明細書の記載整備を求める声もあった。

わかりやすさとは一体何なんだろう。

具体的にどんなことをしたら、広く、そして深く国民が理解できるのだろう。

意見発表した保険者代表も要望はしているが、自身の被保険者に対して何か具体的な方法で説明しているかというとそうではないようだ。

どんなにわかりやすく説明されても、理解を超えるものはある。

これは情報提供サイドだけの問題ではない。

受け手側にも責任がある。必要とあらば自ら進んで知識を得ようとする姿勢が必要だ。

「わかりやすさ」がおかしな方向に進まないことを願う。

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