ラストワンマイルを考える

2019/01/20

昨日のブログでは、医薬品サプライチェーンにおける新たな業界動向をまとめた。

その中で取り上げたアルフレッサとヤマト運輸による「医薬品流通研究会」に関して報じた業界紙の見出しに、「アルフレッサ ヤマトと医薬品流通研究会、「ラストワンマイル」視野に(医薬経済社)」というものがあった。

医薬品サプライチェーンにおける「ラストワンマイル」とは何を指すのだろうか。

ラストワンマイルは本来的に、サービス提供事業者と利用者間のつながりを表すものである。

医薬品サプライチェーンでは、医薬品卸ー医療機関・薬局、医療機関・薬局ー患者のいずれかが「ラストワンマイル」に当たると考えられる。それぞれの立場によってどちらを選択するかが異なってくるが、ボタンの掛け違えは思いがけない問題を引き起こす。

医薬品の場合、物としての薬を届けるだけではサプライチェーンが完了しない。情報を適切に届けた時点でラストワンマイルが終了となる。

この視点を外さずに、今後の業界動向を観察していこと思う。

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