告示も順当にお願いします

2018/12/17
先週金曜日、4月来続いた医薬品医療機器制度部会の幕が閉じた。

途中参加(傍聴)ではあったが、ひとつの部会の最終回に立ち会ったは初めてで、何か感慨深いものを感じた。

週明けより早速、最終回の状況を赤裸々に報じる業界紙が目立つ。私も個人的に思うところはあるが、薬剤師でも、メディアでもない人間が好き勝手に論じるのには気が引ける。

それよりも、製薬企業関係者として気になるのは来年から毎年となる薬価改定だ。

一部業界紙では、2019年消費増税に係る改定が10月でほぼ確定となると、次のテーマは告示時期と報じている。いつ、そんな議論があったかのだろうか。記事を見たときは寝耳に水という感じだった。おそらく、中医協後に行われているブリーフィングで出た話ではないかと勘ぐっている。

順当に考えた挙句、2019年改定は消費増税と同じタイミングとなったのだから、告示時期も順当に前月とするのが筋だろう。そんなことの議論に時間と労力を費やすべきではない。あまり無駄な揺さぶりを掛けないで欲しい。

仮に、9月よりも告示時期が早まった場合、医薬品卸、一部の製薬企業にとってはとんでもないことが起きる。とんでもないことに言及すると、自分の業界のためにならないためやめておく。そもそも9月以前の告示はあってはならないのだ。

2020年度からの薬価改定関連で注目しているのが、G1・G2の長期収載品と、それを取り巻くジェネリックの動向だ。
このまま書き続けると長くなるため、続きは明日とする。

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