人手不足がもたらす病院の末路  続報2

2018/12/11

続報1から一ヶ月が経過した。

その病院の近況を報告する。

12月には急性期一般に戻す予定だった病棟構成は、結局のところ変わらずのようだ。

それどころか看護師は減少の一途。

辞めたいと申し出てもなかなか辞められない前例が続いていることから、突然出勤しなくなる職員が少しずつ出てきているらしい。末期的な状況ではなかろうか。

病棟の看護師が減ってしまうと、基準を満たせなくなるため外来看護師が病棟に強制送還される。そして、外来は忙しくなり、外来看護師の不満が溜まる。

看護部長はとにかく病棟を維持することを優先しており、外来には配慮の欠片もないようだ。病院収入の柱は入院であることを考えると、この看護部長の意見はある意味で正しい。しかし、看護師全体のモチベーションを考えると、外来・病棟双方の看護師にとって全くもって良い環境ではない。

時給はすこぶるいいのに新規入職者が現れないのは、そういったところに原因があるのかもしれない。


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