今回のスクープ記事は○○社が担当です
2018/11/12
またしても中医協の重要審議事項に関するスクープ記事が紙面を飾った。
11月12日 ミクスONLINE
「厚労省 消費増税に伴う薬価改定「10月実施」方針固める」
11月14日開催の薬価制度部会、中医協総会を待たずして、こういった記事が出ることに対して、委員の先生方はどう考えていらっしゃるのだろうか。
こういった事例は過去にもある。
7月17日 日本経済新聞 電子版
「ネット服薬指導を保険適用へ 厚労省、特区外も検討 」
こちらの記事は中医協総会(7/18)前日の夕方に電子版に掲載された記事の見出しだ。結果的に当該事案は無事に了承されたわけだが、中医協総会の審議を待たずして了承ありきの記事が掲載されたことに対して、委員からは意義が唱えられたと聞いている。
11月8日 YOMIURI ONLINE YomiDr.
「薬局を機能別に3分類、「在宅医療型」を新設…厚労省提案」
この記事は厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会終了後に掲載された記事だ。スクープと呼ぶかどうか判断に迷うが、部会でペンディングになった審議事項があたかも前向きに進められているような表現で記事にされている。次回の部会で、委員がどのような反応するかが気になる。
いずれにしても、記者クラブではどのようにしてスクープの配分が行われているのだろう。
くじ引き、じゃんけん、あみだくじ! さぁ、どれだ!?