自己負担減のインパクト

2018/10/24

医療費の自己負担減は患者心理に大きなインパクトをもたらす。再認識した。

逆に言えば、自己負担が減らないものを、善意に頼ってお願いしたところで、ほとんど効果は期待できないということになる。

エンブレルのBSが好調のようだ。売れすぎで需要を充足する供給ができていないとのこと。

自己負担抑制がどれだけの需要を喚起するか読めなかったのだろう。

それにしてもすごい。切替がなかなか進まないBSでは、エリスロポエチン製剤以来の快挙だ。

エリスロポエチン製剤には病院収益上のメリットがある。使わないなんて痩我慢に等しい。

エタネルセプトBSには患者負担を減らすというメリットがある。治療継続のために、自己負担の軽減は重要だ。また、自己注射製剤があるということもポイントだ。薬剤費を負担しているという認識を、患者自身が持ちやすい。

やはり、戦略設計上、医療保険制度等の知識はコアになる。そして、海外先行事例も取り入れて流れを読む。これも再認識できた。

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