献血から薬局への流れ
2018/10/17
地域住民の健康サポートに取組む薬局の工夫がおもしろい。
いろいろな工夫を凝らして、地域での存在感を高めようとしているのが分かる。
特に、今後のモデルケースとなるものとして注目したいのが、「患者のための薬局ビジョン実現に資するテーマ別モデル事業」で採択された取組みである。同様の取組みは平成27年頃から始まっており、過去のものも十分参考になる。
先日のPNB(じほう社)に、佐賀県薬剤師会が中心に行っている「けんけつ応援薬局事業」の記事があった。
献血の検査結果に関する疑問や相談に薬局が答える取組みを起点として、献血件数の増加→生活習慣病の掘り起こし→検診・受診の勧奨へとつなげることが目的とのこと。
理由はさておき、実は私は一度も献血をしたことがない。
そのせいで、献血後に病院で行う血液検査とほぼ同じ結果(血液学的検査と生化学的検査の一部)を無料で知ることができるなんて知らなかった・・・
このことを多くの人が知ったら、ケアプロの事業は成り立たなくなってしまうのではないだろうか。要らぬ心配かもしれないが・・・
このスキームであれば、薬局は高い検査機器と試薬を購入しなくて済む。適切なアドバイスができる人員体制が整いさえすれば、明日にでも始められるスキームだ。本当におもしろい。