薬剤師の参画が期待されている
2018/09/05
先日、認知症サポーターキャラバンの夏休み特別企画として、小学生を対象とした認知症サポーター養成講座に参加してきた。
全国キャラバン・メイト連絡協議会では、成人向けの講座以外にも、小学生向け、中学生向けにもテキストを作成し、積極的に養成講座を開催している。ぜひ、小学校、中学校、その他団体の皆さま方は開催を検討して欲しい。認知症への偏見は可能な限り少なくなったほうがいい。
今朝の日経新聞朝刊に、公明党が認知症への対策を国の「責務」と定める認知症施策推進基本法案をまとめた、との記事があった。
近く自民党と調整に入り、議員立法で国会提出する方針だ。早ければ秋に予定する臨時国会で成立をめざす、とのこと(日経新聞より)。
認知症サポーター養成講座の更なる活用が重要だ。
認知症サポーター養成講座は、行政や介護福祉系の事業者による開催が多い。認知症の方に対する接し方に慣れているという点で、そういった分野の方が中心になるのはある意味必然だ。
しかし、私自身のこれまでの開催経験では、病態や接し方と同じく興味関心が高いのが治療薬の現状と将来性であると感じている。これは認知症が誰もが発症する可能性のある脳の疾患による症状だからだろう。薬剤師の参画が強く期待されている。