ジェネリックの共同配送①
2018/08/02
昨年、厚労省より出された、医薬品産業強化総合戦略に、次のような提言があった。
○医薬品産業強化総合戦略より
②後発医薬品の更なる使用促進を踏まえた流通のあり方
・ 後発医薬品の更なる使用促進の進展に伴い、更なる流通の効率化
が求められることを踏まえ、後発医薬品の健全な価格競争を促進し、
安定供給を確保するとともに不動在庫の低減に関する配慮や共同在庫管理、共同配送などを含めた効率化のためのモデルなど、急激な
後発医薬品の拡大により医薬品流通に歪みが生じないよう適切な流通のあり方などについて引き続き検討する。
これを読んだとき、競合するメーカー、医薬品卸同士で、どのような共同モデルが可能なのか具体的なイメージが持てなかった。
それから7ヶ月後、スズケン、東邦の2大卸より戦略的提携を匂わすプレスリリースがあった。そこには流通モデルについて大変気になる表現があった。
○スズケン、東邦ホールディングスプレスリリースより
新たな流通モデル(後発医薬品・スペシャリティ医薬品)の共同展開について
両社が個別に展開してきたスペシャリティ医薬品の事業、後発医薬品に関する事業のノウハウや人材、プラットフォームなど経営資源を融合し、再生医療等製品を含むスペシャリティ医薬品や後発医薬品の流通を共同で展開してまいります。
スペシャリティ、ジェネリックについて、共同配送をすると書いてある。その際には、両社のノウハウ、人材、プラットフォームを融合するとまである。
なるほど、そういうことか。
個人的妄想ではあるが、具体的イメージに一気に近づいた。
ほとんど引用ばかりであるが、かなり長文になりそうなので、続きは明日のブログに譲る。
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