サバイバル

2018/08/16

昨日は某病院の院長面談の日だった。

多くの製薬会社ではまだまだ夏休み真っ只中のため、いつもは20名ほどいるMRが今日は2名だったとのこと。その病院に勤めている知人から聞いた話だ。

夏休み期間中はどの医療機関にもある話だが、つくづくおかしな事象ではないだろうか。

MRは医薬情報担当者。自社製品の適正使用情報の収集・伝達が主な仕事だ。いつもは求めてもいないのに、しゃかりきに自社製品の情報提供(宣伝)に訪れる。それが、この夏休み期間中は、平気で1週間ほど情報提供を中断してしまう。

労働基準法に基づいた社会的要請を受けての対応でもあるが、それにしても・・・という気がする。

今日の日経新聞朝刊に「医薬営業 リストラの波」というタイトルの記事が出た。

確かに、最近の業界紙記事には、大手新薬メーカーの早期退職に関する記事が目立っている。

"公益財団のMR認定センターによると、日本製薬工業協会加盟社のMRは18年3月末で4万8000人。過去2年で2000人近く減”っているとのこと。

”米国では医師100万人に対しMRは7万人。MR1人当たり14人強の医師をカバーする計算だ。日本はMR1人当たりの医師は5人”

単純比較はできないまでも、生産性の違いに驚かされる。

当該紙面によると、”「日本のMRは3万人が適正水準」と公言する厚生労働省関係者もいる。”とのこと。

サバイバルが始まるぞ。

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