AMR ピンとこないとマズイです
2018/08/27
双子のひとりが熱発。
小児科を受診したところ、ヘルパンギーナとの診断。幼児によくある夏風邪らしい。
感染症と聞くと、日本人は強い抵抗感を示す。これは感染症に対する知識不足が主因だ。
抵抗感はないが、私もほとんど知識がない。
ヘルパンギーナ、とググってみると、サラヤさんのホームページがトップにきた。
ナニーーー。
まれに大人も発症する、と書いてあるではないか。
大人も発症するということは伝染るということだ。
昨夏、私は子供から手足口病がうつり、死ぬ思いをした。妻のほうが濃厚接触していたにも関わらず、私が感染した。
昨年の悪夢が頭をよぎる。
ヘルパンギーナと言っても、治療は対症療法のみ。抗生物質は処方されない。抗ウイルス薬もない。うちの子供にも処方はもちろんなし。薬局泣かせだ。子供で処方元は混んでいるのに、処方箋が回ってこない。
ところで今回のようなケースに遭遇したときに、しょうがない、と思える親御さんはどれぐらいいるだろうか。
不必要な抗生物質投与が問題になっている。AMR対策で日本は致命的に遅れており、国際的にも批判されている。今年の診療報酬改定はその影響を受けたと聞いている。
処方にどんな影響が出ているか気になる。
同時に、啓発活動も進んでいるか気になっている。
薬局もその役割を担っている。
国立研究開発法人国立国際医療研究センターのAMR臨床リファレンスセンターが素晴らしい啓発資料を作成している。こういったものが活用できる。
きっと既にやっている薬局はあるだろう。
どんどん差が開いている。