トランスフォーマーならぬプラットフォーマー

2018/07/04

某ドラッグのポイントカード会員の平均客単価は非会員の1.7倍らしい。

どうせポイントが付くなら、必要な買い物は1ヶ所で済まそうと考えるのが当然の心理だ。
この心理が働くからこそ、ポイントカードは顧客囲い込みに有効な手段となる。

このポイントシステムには、一企業による独自のポイント運用と、いわゆる共通ポイントサービスを導入する方法の2系統に大別することができる。

独自にポイント運用を行う企業も、共通ポイントサービスを導入する例が増えてきており、どのプラットフォームに乗るかが大きな分かれ道になる。

それにしても共通ポイントサービスがここまで拡大するとは考えもしなかった。

今では、CCCが提供するTポイントや、ロイヤリティマーケティングが提供するPontaはプラットフォーマーとしてのポジションを確立している。

この2つの共通ポイントサービスは、日本人で知らない人はいないと言っても過言ではない。

そしてまた、ドラッグストアチェーンのトモズが8月より全店にてPontaを導入するとのリリースがあった。

ん? ちょっとまてよ。

トモズは、住友商事グループのはず。

そして、Pontaは三菱商事の42.37%出資によるロイヤルマーケティング社によるポイントサービスだ。

いったいどうなっているんだ。

競合する企業が筆頭株主である企業のポイントサービスを利用するとは、そこまでこれら共通ポイントサービスの存在は大きいのか。

以前、どの業界も成熟すると3~4社の大手に集約されるという内容のブログを書いた。まさに、その流れとダブル。

ポイントサービスで企業が再編される、、、ない話ではない。

これがプラットフォームビジネスの恐ろしいところだ。

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