月曜と金曜

2018/07/20

日本調剤グループの日本医薬総合研究所がホームページにて「花粉症治療薬の処方患者推移」のグラフを公表している。

日本調剤が応需した処方箋データの解析によるものと思われる。

今年の花粉症シーズンのピークは既に終わっているが、眺めていると面白いことに気付く。

週ごとの患者推移は同一の傾向を示している。
最も患者が多いのは月曜日、火曜から木曜へ向けて患者数は減少傾向にあり、2番目のピークは金曜日にくる。
土曜日は平日の半分ほどになっている。

土曜日については、多くの大病院で外来が休診だ。中小病院や開業医では午前診のみが一般的。
したがって、土曜日の患者数が平日の約半分ということは容易に理解できる。

しかし、どの週においても1番目のピークが月曜にあり、金曜が2番目となっているのはなぜだろう?

外来を予約制にしている医療機関を除外して考えると、この傾向は基本的に患者自身の受療動向によるものとなる。

慢性期疾患の患者では、定期的な通院を週初め(月曜)に終えてしまいたいという意識が働いているのだろうか。
はたまた、週末前(金曜)に終えておこうとでも考えているのだろうか。

急性期疾患であれば、楽しかった週末が終わって急に体調不良を訴えているか、週末に体調不良に陥ったが救急外来を受診するほどでもなく月曜に持ち越したか。
はたまた、平日の疲れが金曜日にどっと現れ、体調不良に陥ったのか。

考えれば考えるほどよくわからなくなる。

いったいどういうことなんだろう。

定期通院が多いのか、急患が多いのかを分析して、うまく予約を組めば、1週間の忙しさが均質化しるようなきがする。

業務効率化につながる。外来予約システムにもAIが導入されれば、次回受診日の割り振りに頭を悩ませる必要はない。

いかがでしょうか?

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