ABS

2018/07/13

ABSと聞いて何を思い浮かべるだろうか。

普通は、アンチロックブレーキシステムぐらいだろうか。

ググると、日本テレビ系の秋田放送という会社の略号もABSだということがわかった。

いろいろ調べてみるものだ。新しい発見がありおもしろい。

医療業界でのABSは、Authorized Bio Similarの略らしい。

まだ市販されていないが、AGのバイオシミラー版とのことだ。

こんな言葉初めて聞いた。いつからこんな言葉ばあるんだろうか。

それはさておき、バイオシミラーの薬価は先発品の7割であるが、ABSの場合は5割になるらしい。
通常の後発品の薬価収載ルールに則るとのこと。
理由は、ABCにはBSに義務付けられる治験等が必要なく、そのまま発売できるという点でバイオシミラーではなく後発品に当たるからだ。

ちなみに、米国におけるバイオ製剤の枠組みには、Bio Reference(いわゆる先発品)、Bio Similar(バイオシミラー)、Interchangeble Product(バイオ代替品)の3種類医がある。

日本にはない枠組みだが、Similarは薬剤師による代替調剤不可で、Interchangableは薬剤師が変更調剤できるものらしい。

日本でのバイオシミラーの変更調剤の是非はどうなっているのだろうか。

厚労省の通知によると「先発品での治験中は切替が推奨されない」とあり、白黒はっきりしない。

治験中じゃなきゃいいのか?という気がするが、医療関係者はそんな面倒を嫌う。当面は先発品を使っていれば何の問題もないのだ。

それでは、BSはいつまでたっても進まない。日本のバイオ製剤の開発、製造等の進歩が遅れるばかりだ。

ABSは凍結路面上での急なブレーキングによりタイヤがロックされてしまう現象を回避するシステムだ。

日本の行政、法規制にもABSが必要な気がする。無理やりすぎる?

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