不自然だろそれ
2018/06/08
骨太の方針2018の原案が公開された。
社会保障分野を読んでいると、いろいろなキーワードが出てきており、非常に興味深い内容になっている。
今回は「予防・健康づくりの推進」について取り上げたい。
この項目に出てくる施策で非常に気になったのが「自然に健康になれる社会環境の整備」という表現だ。
言わんとしていることは分かるが、地域包括ケアシステムの構築よりも難易度が高いのではないかと直感的に感じた。
そもそも人間は自然に生きていれば不健康になって当然だと思う。個人的には、「自然に」を「普通に、自由に、欲望的に、無意識に」と解釈している。
健康を維持する、健康になるには意識的に、禁欲的、抑制的、不自由、普通でない生活を送る必要がある。ある程度の苦しみを伴う所業が必要だ。
飲酒、満腹感には快楽が伴う。喫煙には一時的なストレスからの解放が伴うらしい(私は非喫煙者なので理解できないが)。
できることなら3食上げ膳据え膳で、家でゴロゴロ過ごしたい。食事は糖質と脂質が豊富なものを特に欲す。毎食腹10分目が理想だ。ストレスはたばこでリセット。
と、適当に不健康そうな生活を描写してみたが、意外と思いつかないものだ。これでも健康になれる生活こそが、「自然」に健康になれる社会環境だと思う。
ちなみに、TANITA社製の体重計では、私の体内年齢は実年齢よりも10歳若く算出される。これでも自分自身を健康だとは思わない。
内臓脂肪は少ないはずだが、皮下脂肪が気になる。腹回りの脂肪が全然落ちない。雨の日以外は毎朝1時間のジョギングを欠かさない。
食実は野菜中心に肉、魚を交互に取り入れたバランスの良い食事を自分で作っている。妻にも作って欲しいのだが、人には得手不得手があるもので、料理は任せられない。
1日最低でも15000歩は歩いている。
とんでもなく不自然で大変な生活だ。
早いこと、自然に健康になれる社会環境を整備してほしい。