問診票見直してみませんか?
問診票の可能性を感じている。
以前、転勤した地で初めて行った床屋の“カウンセリングシート(問診票)”の内容に感心した。
正確には記憶していないが、スピードと丁寧さのいずれを重視するか、眉毛を整えてほしいか、もみあげはどうしたらいいか、過去の散髪で気になったことはあるか等々。
とにかく、初めて床屋に行ったときに不安になることについて、質問が丁寧に設けられていた。次の転勤まで、その床屋が行きつけになったことは言うまでもない。
問診票については、歯科のものも非常によくできている。
歯科は保険診療と自由診療が混在するケースがあるため、どういった治療を望むかを明確にする必要がある。
医師と面と向かっては伝えられないことも、問診票であれば気軽に答えることができる。
初めて行く歯科では会計時にドキドキすることがあるが、事前の意思確認があれば治療中も不安になることはない。
実際の治療が進む過程で、医師はその問診票をもとに患者にカウンセリングできる。
薬局の場合はどうだろう?
通年性アレルギー性鼻炎に加えて、時々逆流性食道炎を発症するため、薬局は年に数回は利用する。
だいたいどこの薬局も問診票の設問は同じで、かかりつけ薬剤師、ジェネリックの希望、受診状況、服薬状況、病歴、アレルギー歴、副作用歴、生活習慣(酒、たばこ等)、妊娠の有無などではないだろうか?
まれに、薬局内で配慮して欲しいこと(呼び方、声の大、薬袋への記載内容等)に関する設問も目にするが、もっと何か工夫できるような気がする。
しかし、問診票の設問を単なる質問ではなく、カウンセリング要素を盛り込むほど、薬局内の業務は大変になるだろう。