Artificial Intelligence
2018/06/11
2000年4月に介護保険法が施行されてから18年。
数年以内にケアマネージャーの仕事ががらりと変わりそうだ。
最悪の場合、ケアマネージャーは不要となる可能性がある。
骨太の方針2018(原案)に、「AIを活用した科学的なケアプランの実用化」という一文がある。
どこからどう読んでも、ケアプランはAIが作成します、ということ以外に解釈のしようがない。
では、ケアマネは何をやるのかというと、2018年度診療報酬・介護報酬で示された入退院支援を始めとした医療と介護の連携の調整だ。
これができないと、ケアマネは要りませんということになる。もしかしたら、妻はケアマネ資格を一度も行使することなく、その国家資格をなくす可能性がある。
あんなに厳しく指導したのに・・・恨まれてしまいそうだ。現役のケアマネの皆さまのご活躍を祈念するばかりだ。
ちなみに、ケアプランの次はどの分野だろうか。服薬指導か、それとも診断か。
服薬指導では既にAIが活用されているような気もする。
薬局ではAIを活用した科学的な服薬指導の実用化が済んでいるという理解で、次はいよいよ介護だ、ということなのかもしれない。
膨張する介護給付費は、効率化に加えて、切り離しが進んでいる。保険外サービス、つまり民間委託だ。
骨太の方針2018(原案)には、「予防・健康づくりの取り組みやデータヘルス、保険事業について、多様・包括的な民間委託を推進」とある。
民間の市場がまた拡大する。