6種類以上服用の患者抽出、医師提案の雛形作成

2018年6月2日

薬局業界紙を読んでいたら、服用薬剤調整支援料に対する企業の取組みに関する記事を見つけた。
つい先日、狭間先生の講演を聞いた直後だっただけに、まったくもって肯定的に読むことができなった。

6種類未満の患者さんの中にはリスクの高い方はいないのだろうか?
6種類以上の患者さんには、これまでは何らかの介入を試みてきたのだろうか?
点数が新設されたから着目することにしたのか?だとしたら、安全性に関する重要な指導や提案を怠ってきたということを自ら認めていることにならないか?

6種類以上一斉抽出の流れは、GE抵抗派の医師が加算倍増を機に一般名処方し始めるのとは訳が違う。
そもそも、薬局バッシングは、”やることをやっていない”から始まってしまったのではなかろうか?

そういえば、電子お薬手帳普及に加算点数を要求している薬剤師会があった。
医科でも電子化にあたっては加算が導入されたが、そもそも紙媒体のお薬手帳すら徹底できていない現状で電子版への加算はありえない。もっと言うならば、既に薬剤服用歴管理指導料算定要件として電子お薬手帳は認められている。電子お薬手帳による医療費削減効果が根拠らしいが、調剤報酬改定にインパクのあるエビデンスなんだろうか。


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