4つの流れ

2018/06/22

成熟した業界は上位3〜4社に集約される。

最も馴染みのある業界としては、コンビニ、銀行があげられる。

コンビニでは、セブンイレブン、ローソン、ユニー・ファミリーマート。

銀行では、三菱UFJFG、三井住友FG、みずほFG。4位以下は団子状態で、ゆうちょ、三井住友トラストHD、りそなと続く。

医療業界関係者にとって最も馴染みのあるのは医薬品卸では、メディセオ、アルフレッサ、スズケン、東邦薬品の広域4社にほぼ集約されている。

まだまだ続く。

百貨店は、三越伊勢丹、J.フロントリテイリング(大丸、松坂屋)、高島屋、エイチ・ツー・オーリテイリング(阪急、阪神)。

ビールは、アサヒ、キリン、サントリー、サッポロ。

新聞や、読売、アサヒ、毎日、日経。

何がこの流れを作っているのだろうか。

これについては、カネの流れを牛耳る銀行と、モノの流れを牛耳る商社の統合が、他業界の再編の流れに大きく影響しているとどこかで聞いたことがある。
確かに、どの業界においても、メインに取引する銀行、商社が決まっている。まんべんなく取引している企業はないはずだ。

まだ統合、集約が進んでいない業界の代表に薬局業界がある。上位4社の市場構成比は10%にも満たない。
しかし、医療、介護福祉の業界を見ると、この市場環境は決して特異なものではない。
再編というキーワードで薬局業界が注目されるのは、やはり薬局が営利企業だからということになる。
2018年度の大手の経営戦略では、50〜100店舗の出店が計画されている。今のご時世、真水の新規開局はあり得ないため、出店計画の大半はM&Aによると思われる。
某M&A仲介企業によると、2017年は関西の某企業とドラッぐストアによるM&Aが旺盛だったらしい。今年はどうなるか、医療業界の片隅から傍観していく。

薬局業界が上位4社に統合、集約される時代は来るのだろうか?

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