1店舗当り調剤売上の危険水域 その2

2018年6月27日


2018年5月期の企業決算がでそろってきた。

1店舗当り売上ドラッグストアの調剤売上は軒並み好調だ。

ポイント、雑貨、激安の食品など、ドラッグストアへの誘引要素は多数ある。調剤薬局はおろか、スーパーの売上までも侵食している。

ツルハは杏林堂を傘下に入れたことで、店舗当り売上が増加している。杏林堂のノウハウをうまく取り込めれば、調剤部門の強化につながるにではないか。

店舗数トップのウエルシアが売上の伸び率でもトップとなっている。先日のカンブリア宮殿に社長さんが出演されていたが、ライバルはセブンイレブンとのこと。アインではない。やはり、調剤薬局業界とは視点が全く違う。しかし、在宅にも力を入れ、調剤も頑張っている印象がある。


店舗当り売上を見ると、日本調剤がやはりリーダーだ。買収案件の判断基準はこの辺が下限になっているため、昨年はほとんど動きがなかったようだ。今年はどうなる。

日本調剤に次ぐのがトーカイ。恥ずかしながら、この企業のことはよく知らない。やはり、病院門前が多いのだろうか。

店舗当り売上が東邦にHDに次いで低いファルコ、カメイは、調剤事業がメインではない。ファルコは売上、出店ともに停滞している印象だが、カメイは着実に店舗数を伸ばしている。表面上の数字だけでは推し量れないことがたくさんあるのだろう。




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