オンライン服薬指導と距離規制

2018年5月4日

帰省中、子供の鼻がズルズルしだした。それに伴う後鼻漏により咳も出始めた。下手をすると悪化して発熱する。こういうときは小児科よりも耳鼻科に行くに限る。

帰省中に子供が熱発し医療機関を受診しても、居住地と同様に保険診療を受けることが可能。帰省中の受診には規制がない。まさにフリーアクセスの恩恵だ。

外来診療には距離規制がない。もちろん、それに伴う処方箋の調剤にも距離規制がない。

一方で、訪問診療はどうだろう。訪問診療は16kmという規制があり、調剤も同様の扱いとなる。

オンライン診療も2018改定で”緊急時に概ね30分以内に当該保険医療機関が対面による診察が可能な体制を有していること”という距離規制が設けられている。かかりつけ医は対面診療が基本という至極正当な理由に拠る。一方で、オンライン診療専門を規制しなければならないという事情もある。そのための距離規制でもある。


診療に一定の距離規制が設けられるのは納得できる。たまには対面で診療してもらわないと見逃される症状はあると思う。

一方で服薬指導はどうだろう。対面とオンラインに差異はあるだろうか。

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